デザイン

景観と調和する、美しく奥ゆかしい姿。

整えられた縦と横の線からなるグリッドラインが、凛とした印象の外観。建物の頭頂部には大屋根、エントランスアプローチには大庇が設けられ、いずれも木の風合いをもっていて、優しい温もりを感じさせます。建物全体に、風景に溶けこむような透明感を与えているのは、バルコニーに設けられたガラスの手摺り。陽光に輝く姿は、謙虚でありながらもきちんと主張した華やかさを放っています。外壁には、職人が一枚一枚手作りした厚みのあるタイルが使用され、縦貼りとしたタイルの目地幅を上にいく程細くすることで、縦へと伸びる建物のプロポーションをよりスマートに演出しています。