デザイン

高輪の歴史と、その気配に包まれて。

高輪の歴史を現代にアレンジするため、外構には江戸時代の関所である「大木戸門」をイメージした自然石を使用。外観は武家屋敷の漆喰壁と屋根瓦をモチーフにした、ページュと黒のタイルによってシンメトリーなファサードとするなど、高輪の地にふさわしい和を意識したモダンなデザインとなっています。建物の足元部分には、人々をおおらかに迎え導くように、石と金属による2層吹き抜けの大きなゲートを構築し、さらに高輪の持つ「緑豊かな高台」のイメージを崩さないよう、周辺に残る自然との連続性を意識した植栽を豊富に配置。照明が美しいエレベーターホールは、夜になると桜田通りに一本の「光の柱」が浮かびあがるように計算されています。全体にもディテールにも、高輪らしさを感じさせるデザインです。