デザイン

街のシンボルだった十二社の大滝を、
現代に再誕させる。

タワーの頂部から始まり、低層階へ向かうごとに横からの水流を集め、渓谷を模した基壇部へ流れ落ちる滝をイメージした外観デザイン。かつてこの地にあった十二社の大滝を現代に蘇らせ、街に壮麗な景観が描かれています。ガラス手すりには、茜色のフィルムに白いプリントを重ねたフリットパターンガラスを採用。水平と円弧のラインを重ねることで滝のしぶきを表現し、タワー全体に躍動感を創出しています。基壇部は風合いの異なるタイルやルーバー、塗装など、いくつものマテリアルを組み合わせたデザインが、渓谷に露わとなった深い地層の趣きを演出。緑の木々と石、水の煌めきがつくる自然な植栽を設け、異なるボリュームが遠近感を生み出し、奥行のある景観を生み出すランドスケープへとつながります。